
2017年10月初版発行。
くろふーど先生初の単行本。タイトルどおり作中に出てくるのは黒髪ヒロインのみ。
清楚な見た目と激しい絡みのギャップが素晴らしい。
該当作は2本。
──────── ストーリー ────────
妻の親友(コミックホットミルク濃いめ vol.3収録作)

寝取られというより浮気もの。
主人公がAVでマスターベーション中に妻(とその友人)が帰宅。
「今日は友達が泊まるから」と急な提案をされ、聞いていないと反発する主人公。しかし、妻は聞く耳を持たず、主人公も友人の手前仕方なしに宿泊を受け入れる。
友人は、黒髪でメガネをかけた理知的な美女。
自慰を中断していた主人公には、友人の姿が艶めかしく映り、密かな興奮を覚えていた。
夕食時、昔のアルバムを肴に盛り上がる2人。
お酒を飲んだ妻が先に潰れ、ソファで眠ってしまう。
友人を放っておくわけにはいかず、寝室に案内し妻のベッドを使うように言う主人公。
「最近ストレスが溜っていたので、今日は話すことができてスッキリした」と感謝を述べる友人。
主人公も隣の床で眠ろうと寝転がるが、友人のスカートの縁から下着が見えたことで抑え込んでいた感情が爆発。友人を押し倒し強引に唇を奪ってしまう。
「なにを考えているの。気でも狂ったの!?自分は奥さんの友達なのよ」と訴える友人に「わかっているが、そんなの全部どうでもよくなるくらいに興奮している」と答える主人公。
そして、ストッキングを破り強引に愛撫を始める。
そこからノンストップで勢いに任せ挿入。中出し。
放心する友人に、「1回も2回も同じだから」と再び生挿入。
息をつかせぬ責めに、遂に友人もイってしまう。
「最低…わたしも…あなたも…なにもかも」
盛り切った夜は終わり、翌日。
何事もなかったかのように服装をただす友人は、主人公に冷たい一言を放つ。
「奈々(主人公の妻)には友人なので不幸にはなって欲しくない。だけど昨日のことは許せません。然るべきときに償ってもらいます。」
事の重大さに顔面蒼白の主人公で幕。
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兎に角、勢いがすごい。起承転結の転の落差よ…。笑
そして、ラストは「そりゃそうよ」とツッコみたくなる締め。もうそれだけで、面白い。
あと、妻の親友が可愛い。
メガネっ娘で、しっかりものだけどどこかガードの許そうな感じが。
メガネがずり落ちてアへ顔晒すシーンは、そのカットだけでこの作品を読む価値がある。
大いに抜けた。
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黒の絶頂(コミックホットミルク濃いめ vol.5収録作)

菫と夫(公務員)の関係は完全に冷え切っていた。
旦那が仕事で出払ったタイミングで、部屋のドアがノックされる。
招き入れたのは近所に住む少年・ケイ。
今日は月に一度の逢瀬の日。昼間から内緒で会いセックスをするのも既に15回目となっていた。
「今日は旦那は何時に帰ってくるのか」と尋ねるケイに、遅くなるからゆっくりできそうだと答える菫。
そして、そこから本性剥き出しの激しいセックス。
フェラで一発、パイズリで一発、そして膣内射精。
菫の提案で、大声を出しても良いからと寝室に移動。
カメラをセットし自らの痴態を撮影する。
「しっかり撮ろ?愛し合って繋がっているところ。旦那が出勤中に真昼間から孕ませちゅ~ッ♡さいこぉ…」
何度も中出しし、アへ顔にピースサインで、顔射を懇願。
時間はあっという間に流れ、フルコースを楽しんだ逢瀬は終わった。
次に会う約束をしたところで終了。
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これも浮気ものかな。
旦那の影も薄くて寝取られ感はあまりない。ヤるだけ漫画なんだけど、エロい。
作者の黒髪ロングへの並々ならぬこだわりがひしひしと感じられる。
おねショタもので常に女性優位なので、好みが合わない人もいるかもしれない。
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あと1作「居候から2年目」という、未亡人のシンママと子供に隠れながらヤる話があるが、内容は純愛なので外しました。
──────── 総 評 ────────
得点:66点 ランク:B (61~80)
関係性:★★★★★☆☆☆☆☆ 描写は薄いが既婚者。
身堕度:★★★★★★★★★☆ アへ顔!
心堕度:★★★★★☆☆☆☆☆ ベッドでのみ獣になる。
別離度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 特に描写無。
寝取度:★★★★★★☆☆☆☆ 抜けるが寝取られ感は薄い。でも抜けるw
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